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現役看護師に聞いた!行動計画を立てるための4つのポイント

行動計画を立てるための大事なポイントが4つあります。
行動計画を立てる際は、まず【病棟のスケジュールを把握】しましょう。1日の流れはルーティン化されています。どの時間に何をすべきか、病棟には固定されている業務(バイタルサイン測定、点滴、処置や食事など)があるので、その業務が行動計画のベースとなります。

2つ目に【患者さんのスケジュールを把握】します。患者さんにより1日のスケジュールが違います。そのため、しっかり情報収集し、その中で固定の業務(手術、検査、病状説明など)を行動計画の中にベースとして組み込みます。時間が固定されていない業務(清拭、シーツ交換、皮膚の観察など)は、基本となるベースの業務の間の空いている時間に入れましょう。

3つ目に【優先順位を把握】します。たとえば、早く部屋回りをしなければいけないのはどういう人か考えます。急変リスクがありそうな患者さん、状態を早めに確認しておくべき患者さん、不穏の患者さんなどは優先順位を高くします。

4つ目に【ゴールから逆算して計画を立てる】ことが大切です。たとえば、手術の時間や転科する時間などは決まっています。時間が固定されている業務をゴールとし、そこに行くまで自分ならどのくらいで準備できるか考え、逆算して行動するのです。それには、自分のスキルを正しく判断する必要もあります。

新人看護師はこれら4つのポイントをもとに、行動計画を立てるとよいでしょう。

看護師の行動計画の目的とポイントを知る

看護師になりたての新人時代には、行動計画に苦労させられた人もいることでしょう。朝礼などで発表を余儀なくされる行動計画は、看護師なら必ず作成するもので、書き方や発表に頭を悩ませた人も多いはずです。

行動計画とは、1日の看護スケジュールを立てるいわゆる「TO Do リスト」の事です。何時に何号室の患者さんのところに行って何をするのか、時間毎に予定が組まれ、それに沿って1日の業務を進めていきます。スケジュールだけではなく、5W1Hを基本とするため、「なぜ」「どうやって」も明確にしなくてはなりません。慣れない仕事をこなすのにも精一杯なのに、行動計画を立てるために睡眠不足になってしまうことも新人看護師にはよくある話です。

新人看護師の行動計画は、患者さんたちの看護師全体の看護計画によって行われています。患者さん一人ひとりの容態を含め、どのような看護計画によって治療が行われ、自分はそのために何をするのかを細分化して明確にすることが目的です。

「いつ」「どこで」「誰に」「何を」というのは最低限必要ですが、「なぜ」と「どうやって」は思考回路を用いて看護にあたるための訓練になります。忙しさに振り回され「先輩に言われたのでやった」というのは新人看護師であってもやってはいけません。いかなるときも患者さんの確認、医師の確認が必要不可欠です。

行動計画を立てたら実際にその通り動いていくのですが、きちんと行動計画立てられるようになると「悩まずに」行動できるため、迅速で正確さが伴います。もちろん例外な出来事はおこらないとは限りませんが、業務終了時には、その行動計画を実施した結果と評価を得て1日の仕事は終了です。

行動計画を立てることの重要性をより深く理解したい方にはこちらのサイトもおすすめです。